日本奴隷史事典
『明治19年紀州沖遭難ノルマントン号の鎖付き清国人奴隷の溺死の山をみて日本の奴隷制度を徹底的追及の文献
まだ明治初年には残存の史料を集め前人未踏の研究成果だが弾圧され戦前刊行と同時に身柄拘束獄死遺稿』
1980年復刻版の本の帯。
明治時代23年脱稿するも発禁を受け昭和3年に発刊される。
日本の奴隷を上世11項、中世12項、近世18項に分類し解説した阿部弘蔵氏の著作。
徴兵制を敷くためには、裏日本史である奴隷史は目障りだったか作者は逮捕獄死。
復刻版校訂の八切止夫氏 の序にあたる一節
『嫡子ではなく庶子の民として扱われ今も庶民として自称して憚らぬ私共の祖先は学校歴史は格好良く教えられて自信を持つように義務教育してくれているが奴隷でしょう。』
そして長い戦争へ・・・。